「攻殻機動隊」全アニメシリーズが一挙展示へ!『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』2026年に開催決定 - (Page.12)

【押井守監督 コメント】

ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが『Ghost in the Shell』だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。匂いてくるもの、風のように。この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入り方があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う

(執筆者:アルファ村上)

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